ドローダウン~PART2
下の2つの画像は、エクセルのランダム関数で作成した架空のバックテストの損益曲線です。いずれも、
初期投資金額 100万円
ロット数 1万通貨(単利)
トレード回数 1000回
勝率 55%
ペイオフレシオ 1.0
です。
システムAは、
最終口座残高 2280000円
最大ドローダウン額 240000円
システムBは、
最終口座残高 2180000円
最大ドローダウン額 100000円
です。
皆さんが実運用するとしたら、いずれのシステムを選択しますか。
私でしたら、システムBを選択します。たしかに、システムAの方がたくさん利益を出していますが、システムBの方が最大ドローダウンが小さいからです。
しかし、
と思われる方もいるかもしれません。しかし、下の図を見てください。
もしも、青の矢印のところで運用を開始していたらどうなるでしょうか。赤の矢印のところで、24万円の損失です。開始早々資産の4分1を失うことになり、まともな神経の持ち主ならここでギブアップでしょう。
このように、バックテストでの最大ドローダウンは、実運用ではいつ発生するか分からない上に、場合によっては、その2倍~3倍のドローダウンを食らうことも当然予想されます。なので、極力最大ドローダウンが小さいシステムを選択したいところです。
しかし、
という声が聞こえそうです。しかし、そんなに利益を大きくしたければ、ロット数を増やせばいいだけのことです。
そこで、システムAのロット数は1万通貨のままで、システムBだけ2万通貨にしてみましょう。
あらためて両者を比較してみると、
システムAは、
最終口座残高 2280000円
最大ドローダウン額 240000円
システムBは、
最終口座残高 3360000円
最大ドローダウン額 200000円
と言い張る人のことを、昔から、
「這(は)っても黒豆」
と言うそうです。
次回は、ドローダウンを極限まで小さく抑える方法について考えたいと思います。
応援よろしくお願いします。
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初期投資金額 100万円
ロット数 1万通貨(単利)
トレード回数 1000回
勝率 55%
ペイオフレシオ 1.0
です。
システムAは、
最終口座残高 2280000円
最大ドローダウン額 240000円
システムBは、
最終口座残高 2180000円
最大ドローダウン額 100000円
です。
皆さんが実運用するとしたら、いずれのシステムを選択しますか。
私でしたら、システムBを選択します。たしかに、システムAの方がたくさん利益を出していますが、システムBの方が最大ドローダウンが小さいからです。
しかし、
原資を大きく割っているわけではないし、最終的に利益がより大きいシステムAの方がよい。
と思われる方もいるかもしれません。しかし、下の図を見てください。
もしも、青の矢印のところで運用を開始していたらどうなるでしょうか。赤の矢印のところで、24万円の損失です。開始早々資産の4分1を失うことになり、まともな神経の持ち主ならここでギブアップでしょう。
このように、バックテストでの最大ドローダウンは、実運用ではいつ発生するか分からない上に、場合によっては、その2倍~3倍のドローダウンを食らうことも当然予想されます。なので、極力最大ドローダウンが小さいシステムを選択したいところです。
しかし、
システムBは安全かもしれないが、システムAに比べると利益が少ないのでイマイチだなあ。
という声が聞こえそうです。しかし、そんなに利益を大きくしたければ、ロット数を増やせばいいだけのことです。
そこで、システムAのロット数は1万通貨のままで、システムBだけ2万通貨にしてみましょう。
あらためて両者を比較してみると、
システムAは、
最終口座残高 2280000円
最大ドローダウン額 240000円
システムBは、
最終口座残高 3360000円
最大ドローダウン額 200000円
いや、それでもシステムAの方が優秀だ。
と言い張る人のことを、昔から、
「這(は)っても黒豆」
と言うそうです。
次回は、ドローダウンを極限まで小さく抑える方法について考えたいと思います。
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by xchsshzo
| 2011-06-10 19:01
| 資金管理