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こんなFXの日記

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システムトレーダーとして、日々研鑽を重ねていく…

タグ:資金管理 ( 13 ) タグの人気記事

11/18の「だれでもできるエクセル資金管理法」という記事では、損切りをつけることを前提とした複利運用のやり方を紹介しましたが、今回は、損切りをつけない場合の複利運用のやり方を紹介します。emoticon-0133-wait.gif


やり方はいろいろあるので、あくまでもサンプルとしてご理解ください。



今回、参考にするのは、アメリカのスーパートレーダー、ラリー・ウィリアムズが提唱する、「最低必要資金の公式」です。


彼によると、


最低必要資金=必要証拠金+過去最大DD額×1.5
 


だそうです。emoticon-0144-nod.gif


最後の1.5という数字(ラリー係数と呼ぶことにします)ですが、これでは少しハイリスクなので、とりあえず、3.0に引き上げておきます。


そして、この「最低必要資金の公式」を応用して、最適ロット数を次のように決定します。


最適ロット数=口座残高÷(最小ロットでの必要証拠金+最小ロットでの過去最大DD額×3.0) emoticon-0105-wink.gif
 


では、さっそく以下のようなエクセルシートを用意してください。


a0204254_147663.gif



過去最大DD額については、最小ロット数で単利運用した場合の金額で、あらかじめバックテストで調べておきましょう。


また、今回は、とりあえず、最小取引単位を1万通貨として計算します。



まず、最小ロットでの必要証拠金から。



B7のセルに、


=B4*10000/B3



と入力しましょう。


a0204254_14185316.gif



これで最小ロットでの必要証拠金が自動で計算されます。



次に、最適ロット数です。


先ほどの公式を思い出してください。


最適ロット数=口座残高÷(最小ロットでの必要証拠金+最小ロットでの過去最大DD額×3.0) emoticon-0105-wink.gif



でしたよね。emoticon-0138-thinking.gif


そこで、B8のセルに


=ROUNDDOWN(B2/(B7+B5*B6),0)



と入力しましょう。


a0204254_15255858.gif



ROUNDDOWN()関数は、任意の桁数で切り捨てるためのものです。ここでは、最小取引単位が1万通貨なので、小数点以下をすべて切り捨てるため、最後の数値を「0」としておきます。




次に、必要証拠金の総額です。



B9のセルに、


=B7*B8



と入力しましょう。


a0204254_15335655.gif



これで、必要証拠金の総額が算出されます。




発注時の証拠金維持率も計算しておきましょう。



B10のセルに、


=B2/B9



と入力しましょう。


a0204254_15404881.gif



これでOKです。




最後に、予測最低証拠金維持率です。



これは、過去最大DD額が発生したときと同じドローダウンが発生した場合に、そのロット数によると証拠金維持率がどのくらいまで下がるかを予測したもので、これにより、資金上のリスクを把握することができます。


B11のセルに、


=(B2-B5*B8)/B9



と入力しましょう。


a0204254_15484030.gif



これで完成です。emoticon-0141-whew.gif



なお、ラリー係数については、数値を上げるほど安全志向になるわけですが、これもバックテストの際に、あらかじめ最適化をしておくとよいでしょう。私の場合、複利運用で最大DD率が15%以内におさまるように微調整して決定します。emoticon-0103-cool.gif




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by xchsshzo | 2011-11-25 16:19 | 資金管理
本日は、初心者向けに、エクセルを活用したFXの資金管理法を紹介したいと思います。


より高度な資金管理法として、メタトレーダーのEAへのプログラム法については、こちらから順番に読んでいただければ参考になるかと思います。


ところで、今回の記事は、初心者向けだからといってバカにしてはいけませんよ。emoticon-0133-wait.gif

これによって、


●1トレードにおける損失率を一定化できる
●最適ロット数を瞬時に割り出せる
●必要証拠金を瞬時に割り出せる
●証拠金維持率を把握して強制ロスカットを確実に避けることができる
●自動的に複利運用を実現できる



という、ほぼパーフェクトな資金管理法です。emoticon-0104-surprised.gif



さっそく、以下のようなエクセルシートを用意してください。


a0204254_1328346.gif



黄色の部分に必要事項を入力することによって、青い部分に必要なデータが自動計算されるようにしていきましょう。



まず、最適ロット数です。



たとえば、1トレードにおける許容損失率を2%としたい場合、口座残高が100万円あれば、2万円の損失を覚悟することになります。


また、損切り幅を1円(=100PIPS)とします。


この場合は、2万通貨を注文すれば、反対方向に1円動いたときに、2万通貨×1円=2万円となり、ちょうどよいことが分かります。


つまり、


最適ロット数×損切り幅=口座残高×許容損失率


という方程式を立てておいて、この方程式を最適ロット数について解けばよいわけです。


すなわち、


最適ロット数=口座残高×許容損失率÷損切り幅



となります。


そこで、単位を調整しつつ、B7のセルに、


=B2*B5/100/B6/100



と入力しましょう。


a0204254_140648.gif



これで、最適ロット数は自動計算されます。emoticon-0103-cool.gif



次に、必要証拠金の計算です。



必要証拠金=約定レート×ロット数÷レバレッジ



となりますよね。


そこで、これも単位に気をつけながら、B8のセルに、


=B4*B7/B3*10000



と入力しましょう。


a0204254_149447.gif



これで、必要証拠金も自動計算されます。emoticon-0103-cool.gif



さらに、発注時の証拠金維持率を計算しましょう。



発注と同時にマージンコールではシャレになりませんからね。emoticon-0136-giggle.gif


証拠金維持率=口座残高÷必要証拠金×100(%)



となります。


B9のセルに、


=B2/B8*100



と入力しましょう。


a0204254_14331970.gif



これで、発注時の証拠金維持率がわかります。emoticon-0103-cool.gif



最後に、損切り時の証拠金維持率も算出しておきましょう。



損切りする前に強制ロスカットされてはたまりませんからね。emoticon-0106-crying.gif


損切り時の証拠金維持率=(口座残高-損失額)÷必要証拠金×100(%)



となります。


あとは、単位に気をつけながら、B10のセルに、


=(B2-B2*B5/100)/B8*100



と入力しましょう。


a0204254_1443818.gif



これで、損切り時の証拠金維持率もあらかじめ把握できます。emoticon-0103-cool.gif


あとは、黄色のセルにいろいろと入力して遊んでみてください。


ところで、このシートを使ってトレードすれば、口座残高に応じて最適ロット数も自動的に増えていくので、そのまま複利運用を達成できます。



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by xchsshzo | 2011-11-18 15:13 | 資金管理
前回の記事で、jukunさんより興味深いコメントをいただきました。


僕は5%以上のDDはとても耐えられないので、いつもレバレッジを低くしてトレードしてるんですが、…



実力のあるトレーダーほど、相場の怖さを知り尽くしているため、低レバでトレードされる方が多いようです。


私の場合は、とくに根拠はありませんが、バックテストでは15%以内に抑えられれば良しとすることが多いです。ただし、自慢にはなりませんが、最大ドローダウンなんてものは実運用ではあっさり更新されることが多いのでemoticon-0106-crying.gif、実際には、その2倍の30%のドローダウン率までは覚悟が必要でしょう。となると、資産の3割を失うことになるので、精神的にかなりキツイことは確かですね。emoticon-0144-nod.gif



ところが、何年か前に、私はとある女性トレーダー(Mさん)と次のようなやりとりをしたことがあります。


私:最大DD率は、15%が限界ですね。
M:takechanさんって気が小さいのね。私なんて50%でもへっちゃらよ。
私:えっ? 5%の間違いじゃないの?
M:50%だよ。
私:気が小さいとか大きいとかという問題じゃなくて、それって、ただの無茶?
M:そんなことないよ。どうせ複利にするんでしょ。だったら、
資金を分割して予備資金を留保しておいて、少額口座を超ハイレバでガンガン回す方がはるかに面白いわよ。しくじったら、予備資金を使って出直すだけよ。
私:…



これを聞いたとき、正直、


この女、イカレてる。


と思いました。「だいたい、資金を分割して予備資金を留保するなんて…、それじゃあ資金効率が下がるだけで、せっかく複利にしても利益が減っちゃうだろう。だから素人は困るんだ。」と、そのときは思いました。emoticon-0143-smirk.gif


しかし、


彼女の言葉の中で一つだけ気になったのが、「はるかに面白い」という部分です。英語に直すと、


You’ll get much more money.と、なぜか強調比較級になっている点がポイントです。emoticon-0138-thinking.gif



さっそく、私は以下のような実験をしてみました。


a0204254_16411358.gif
 


上のグラフは、エクセルで作成した架空のシステムの損益曲線です。今、手元に300万円の資金があるとして、これを一括して初期投資金額として単利運用したとします。その結果は、


初期投資金額 300万円
運用方法 単利(1万通貨)
トレード回数 5000回
最終口座残高 964万円
MIレシオ
 5%


次に、このシステムを複利運用にするわけですが、同じように、300万円を一括して初期投資金額とし、最大ドローダウン率を5%以内に抑えられるように、複利率を調整すると、下のような結果になりました。


a0204254_16522326.gif



初期投資金額 300万円
運用方法 複利(複利率=0.72%
トレード回数 5000回
最終口座残高 20860600円
最大DD率 4.96%


ここで、先ほど紹介した女性トレーダーのMさんの作戦を実験してみましょう。手持ちの300万円を3分割し、200万円を予備資金として留保し、残りの100万円を少しハイレバで回します。最大ドローダウン率を15%以内に抑えられるように、複利率を調整すると、下のような結果になりました。


a0204254_1715464.gif



初期投資金額 100万円
運用方法 複利(複利率=2.23%
トレード回数 5000回
最終口座残高 358140300円
最大DD率 14.98%


さらに次は、手持ちの300万円を6分割し、250万円を予備資金として留保し、残りの50万円だけを使ってかなりハイレバで回します。今回は最大ドローダウン率を30%まで我慢することにしましょう。すると、下のような結果になりました。


a0204254_17265822.gif



初期投資金額 50万円
運用方法 複利(複利率=4.69%
トレード回数 5000回
最終口座残高 68765046450円
最大DD率 29.96%


なんと最終口座残高が700億円近くになりました(税金やロット制限は考慮せず)。


もうこうなったら、初期投資金額を30万円まで落として、Mさんと同じく、最大ドローダウン率50%まで辛抱しちゃいましょう。結果は次の通りです。


a0204254_18595218.gif



初期投資金額 30万円
運用方法 複利(複利率=8.56%
トレード回数 5000回
最終口座残高 143252921826680円
最大DD率 49.97%


143兆円を超えてしまいました(税金やロット制限は考慮せず)。emoticon-0140-rofl.gif


Mさんが、


「はるかに面白い」



と言ったのは、こういう意味だったんですね~。emoticon-0104-surprised.gif


もちろん、実際に、何百万円、何千万円と資金が順調に増えていけば、その15%~50%というのは凄い金額なので、精神的にキツイことには違いはなく、私たちトレーダーが抱える悩みの本質的な解決にはなりません。


しかし、私が言いたいのは、


「資金を一括投入して低レバで回す」のと「資金を分割・留保して少額口座をハイレバで回す」のと、どちらがよいかは、かなり思案のしどころではないか、ということです。一番最後の例で言えば、元々の手持ち資金は300万円で、そのうち初期投資金額は30万円だけなので、その50%である15万円というのは、元々の手持ち資金からすればわずか5%です。これをはじめから捨てたつもりでハイレバでガンガン稼ぐというのも、戦略としては十分アリかなと思うわけです。


ちなみに、Mさんは次のようにも言っていました。


私が一番信頼するリスクヘッジ法は、強制ロスカットよ。これほど確かなリスクヘッジはないわ。証券会社に感~謝ヾ(^▽^)ノ



資金を分割・留保しているからこそできる芸当でしょうね。彼女は、いくつか口座を吹っ飛ばしたこともあるそうですが、それを補って十分余りあるほどの利益を叩き出したそうです。


女性は恐るべし…emoticon-0107-sweating.gif



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by xchsshzo | 2011-07-22 16:52 | 資金管理
前回の記事で私は次のように書きました。


このVST化には、非常に危険な罠があります。もう気づいていらっしゃる方もみえるでしょう。そうです。標準偏差やATRが極端に大きくなったときに、損切りの幅も大きく広がってしまい、想定外の損失を出してしまうという問題があります。もちろん、損切りの幅にリミットを設定すればいいわけですが、それでは、せっかくVST化した意味が半減します。



本日は、VST化により(逆)指値の幅を自動可変式にしつつ、リスクを常に想定内に抑える方法を紹介します。




答えは簡単です。







ロット数を調整すればよいわけです。emoticon-0104-surprised.gif



つまり、


標準偏差が大きい→損切りの幅が拡大→ロット数を下げる
標準偏差が小さい→損切りの幅が縮小→ロット数を上げる



もっと簡単に言えば、損切りの幅とロット数を反比例の関係に立たせればOKなわけです。



以下、具体的に考えていきましょう。emoticon-0133-wait.gif


まず、1トレードで損失してもよい最大金額(以下「最大許容損失額」と呼びます)を、たとえば、口座残高の2%と定めます。そして、「損切りを食らったときに、口座残高の2%を失う」という方程式を立てます。すると、


最適損切り幅×最適枚数×10000=口座残高×0.02


となります。この方程式を最適枚数について解くと、


最適枚数=口座残高×0.02÷最適損切り幅÷10000


となります。



たとえば、口座残高が100万円とします。VST化の結果、最適損切り幅が0.5円だったとします。そのときの最適枚数は、


100万円×0.02÷0.5÷10000=4枚(=4万通貨)


であり、そのときの損失額は、


40000×0.52万円です。


また、VST化の結果、最適損切り幅が1.0円だったとます。そのときの最適枚数は、


100万円×0.02÷1.0÷10000=2枚(=2万通貨)


であり、そのときの損失額は、


20000×1.02万円です。



このようにして最適枚数を決定するようにすれば、損切り幅が拡大したときは自動的にロット数が下がり、損切り幅が縮小したときは自動的にロット数が上がり、常に、1トレードにおける最大許容損失額を口座残高の2%に抑えることができます。emoticon-0100-smile.gif



次回からは、しばらく連載のかたちで、「VST化とその問題回避策を取り入れ、かつ、最終的に複利運用になるようなEAプログラム」を紹介していきたいと思います。emoticon-0133-wait.gif



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by xchsshzo | 2011-07-04 11:41 | 資金管理
下の損益曲線は、一本の移動平均線のみを使用した単純なシステムで、損切りと利食いの幅をある固定値に設定したものです。


a0204254_12395330.gif



運用方法 単利(1万通貨)
初期投資金額 1000000円
最終口座残高 1238860円
勝率 52.7%
PF 1.53
MIレシオ 8.57%



このシステムをVST化するとどうなるかというのが本日のテーマです。emoticon-0138-thinking.gif


VSTとは、私の造語で、ariable toploss & akeprofit(=損切りと利食いの幅の自動可変)の略です。簡単に言えば、損切りと利食いの幅を固定値にせずに、そのときどきのボラティリティに合わせて、何らかの計算方法を用いて、自動的に変動させることによって、システムの耐久性をアップさせようという工夫です。


このVST化については、採用しているトレーダーがかなりいるようで、私自身のEAにも実装されているものが多いです。


ただし、計算方法は様々で、一般的に使われそうなツールとしては、


標準偏差
ATR
直近の(高値-安値)


あたりで、これらの数値に一定の定数を掛けたり、これらの数値を一定の定数で割ったりして、適正な(逆)指値幅を算出するわけです。


早速、標準偏差を利用して、上のシステムをVST化してみましょう。emoticon-0133-wait.gif


a0204254_1442122.gif



運用方法 単利(1万通貨)
初期投資金額 1000000円
最終口座残高 1261940円
勝率 64.3%
PF 1.49
MIレシオ 4.38%


PFが少し下がってしまいましたが、その他は明らかに改善されています。とくに、MIレシオが半分近くにまで低下した点は、大きな改善です。emoticon-0103-cool.gif



ところで、今回は、VST化によって、たまたまパフォーマンスが向上したわけですが、いつもこのようにうまくいくわけではありません。場合によっては、VST化したために、パフォーマンスが劣化することも当然あります。ただ、VST化の目的は、過去のパフォーマンスを上げることではなく、未来におけるパフォーマンスの耐久性をアップすることなので、たとえ、VST化によって過去のパフォーマンスが劣化したとしても、未来におけるパフォーマンスの耐久性がアップするという保証さえあれば、理論的にはVST化を採用した方がよいと言えそうです。


しかし、…


以下は、あくまでも自身の経験からそのように私が感じていることで、決して論理的な根拠はありません。


たとえば、A,B二つの売買ロジックがあり、それぞれ、VST化をしないシステムとVST化をしたシステムを作った場合、組み合わせは以下の4通りになり、それぞれのパフォーマンスの優劣が以下のようであったとします。


1.売買ロジックA-VST化無し-70点
2.売買ロジックA-VST化有り-60点
3.売買ロジックB-VST化無し-70点
4.売買ロジックB-VST化有り-80点



この場合、もともとのロジックは、ABともに同点ですが、VST化したことによって、Aはパフォーマンスが劣化し、Bはパフォーマンスが向上しています。


もう一度繰り返しますが、これはあくまでも私の経験から感じることに過ぎませんが、このような場合、なぜか、ロジックAはVST化の有無にかかわらず、賞味期限が短いようです。というより、フォワードテスト開始と同時に負け始めることが多いようです。それに対して、ロジックBはVST化の有無にかかわらず賞味期限が比較的長いことが多いようです。


つまり、VST化をしたためにパフォーマンスが劣化するようなロジックは使えず、逆に、VST化によってパフォーマンスが向上するようなロジックは使えることが多いということです。


くどいようですが、これはあくまでも私の経験に基づくもので、論理的な根拠はありませんし、私自身、ずっと以前から不思議に思っていることです。emoticon-0138-thinking.gif



次回は、このVST化を実際にメタトレーダーのEAでプログラムする方法について紹介します。非常に簡単ですので、市販のEAで損切値が固定値になっているものを利用している方でも、次回の記事を読めば、EAのどの部分を改造すればよいか理解できるかと思いますので、ぜひ、お楽しみにどうぞ。



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by xchsshzo | 2011-07-01 02:45 | 資金管理
カジノや賭博などで有名なマーチンゲール法について考えます。


あまり評判はよくありませんが、実際のところどうなんでしょうか。emoticon-0138-thinking.gif


まず、マーチンゲール法とは、負けたときは前回の2倍のロット数を張り、勝ったらロット数を1枚にもどす、というやり方です。


a0204254_1051978.gif



上の表からわかるように、マーチンゲール法においては、いくら連敗が続いても、次に一度勝てば、これまでの資産残高を必ず更新してくれるわけで、なかなかよく考えられた作戦です。emoticon-0144-nod.gif


ところで、このマーチンゲール法は、単利運用なのか複利運用なのか、という議論があります。この議論は、リスク評価をどのようにすべきかという点で実益があります。すなわち、単利運用ならMIレシオが、複利運用なら最大ドローダウン率が重要であるというのが、私の基本的なスタンスだからです。


たしかに、何らかの条件でロット数を増やすという点で、マーチンゲール法は複利運用に似ています。しかし、そもそも複利の本質は、利益を元金に組み込んで、増えた元金の力を利用する点にあります。この点、マーチンゲール法は、増えた元金の力を利用しているわけではなく、負けた金額を早くとり戻すために掛け金を増やしているだけなので、あくまでも単利運用の一種と考えるべきでしょう。


以上より、マーチンゲール法のリスク評価は、MIレシオによるものとします。



さっそく実験をしてみましょう。


素材は、前回までの記事で紹介してきたのと同じ架空のシステムです。すなわち、


勝率 55%
ペイオフレシオ 1.0
トレード回数 1000回×5システム(ポートフォリオ)


これをマーチンゲール法で運用した結果が次のグラフです。


a0204254_10144591.gif



初期投資金額 1000000円
最終口座残高 7380000円
MIレシオ 127%


これまで見てきた複利運用のグラフと異なり、そり上がるような曲線を描くことはなく、直線的なグラフになるのが特徴で、マーチンゲール法があくまでも単利運用であることの証となります。


それにしても、MIレシオが127%というのは絶望的ですね。破産をしても足りないということです。emoticon-0106-crying.gif



そこで、MIレシオが15%以内になるように、スタート枚数を調整しました。それが下のグラフです。


a0204254_10472889.gif



初期投資金額 1000000円
最終口座残高 1638000円
MIレシオ 12.7%



以上より、マーチンゲール法は、ハイリスク&ハイリターンではなく、


ハイリスク&ローリターン


ということになり、決して賢い資金運用の方法ではないといえるでしょう。emoticon-0136-giggle.gifemoticon-0136-giggle.gifemoticon-0136-giggle.gif



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by xchsshzo | 2011-06-27 10:01 | 資金管理
とある証券会社いわく


弊社では、
1000通貨単位
でのお取引が可能です。



レバレッジ規制が厳しくなった昨今、こんなキャッチフレーズで顧客増加を狙う証券会社が多くなってきました。資金の少ないトレーダーにとっては、ありがたい限りです。emoticon-0139-bow.gif


しかし、それ以上に、千通貨単位で取引できるということは、複利運用をする上で極めて重要な意味を持ちます。emoticon-0133-wait.gif


a0204254_12103033.gif



上は、前回の記事で紹介した、資産比例型複利運用の損益曲線です。


もう一度ルールとパフォーマンスをおさらいしましょう。


勝ったときも負けたときも、現有資産の2.24%の増減を生ずるようにロット数を調整します。ただし、現状では最小取引枚数が1万通貨の業者が多いことから、端数が出たときは(たとえば、12500通貨とか、27800通貨など)、千以下の通貨単位はすべて切り捨てるものとしました。


その結果は下の通りでした。


初期投資金額 1000000円
複利率 2.24%
最終口座残高 294882400円
最大ドローダウン率 14.99%
(税金およびロット制限は考慮せず)



これを千通貨単位で取引できる証券会社でトレードしたらどうなるだろうか、というのが今回のテーマです。すなわち、現有資産の一定割合の増減を生ずるようにロット数を調整し、「千」ではなく「百」以下の通貨単位のみを端数として切り捨てるわけです。ただし、最大ドローダウン率が15%を超えないように、複利率を微調整します。


結果は下のようになりました。


a0204254_1227173.gif



初期投資金額 1000000円
複利率 2.23%
最終口座残高 358140300円emoticon-0137-clapping.gifemoticon-0137-clapping.gifemoticon-0137-clapping.gif
最大ドローダウン率 14.98%
(税金およびロット制限は考慮せず)


証券会社を変えるだけでこれだけパフォーマンスが向上します。



これは一体どういうことでしょうか?emoticon-0138-thinking.gif


1万通貨単位の場合には、


10000
10000
10000

10000
20000


という具合に、次にロット数が増えるのに時間がかかってしまうのに対して、千通貨単位の場合には、


10000
2000
3000

9000
20000


という具合に、小刻みにかつ素早くロット数が増えることから、資金効率が高まり、資産の増加速度が早まるためです。


なので、


私は、1万通貨単位の証券会社にはほとんど興味がありません。emoticon-0143-smirk.gifemoticon-0143-smirk.gifemoticon-0143-smirk.gif



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by xchsshzo | 2011-06-23 18:32 | 資金管理
下は、6/13の記事で紹介した架空のポートフォリオの損益曲線です。


a0204254_16532367.gif



初期投資金額 1000000円
ロット数 1万通貨(単利運用)
トレード回数 各1000回×5システム=5000回
勝率 55%
PR(ペイオフレシオ) 1.0
最終口座残高 7640000円
最大ドローダウン額 150000円
MIレシオ 15.00%



今回は、これを複利運用にした場合に、どれほどのバーフォーマンスを出せるか検証します。ルールは、勝ったときも負けたときも、現有資産の1%の増減を生ずるようにロット数を調整します。ただし、現状では最小取引枚数が1万通貨の業者が多いことから、端数が出たときは(たとえば、12500通貨とか、27800通貨など)、千以下の通貨単位はすべて切り捨てるものとします。


結果は下のようになりました。


a0204254_17391022.gif



初期投資金額 1000000円
複利率 1%
最終口座残高 8880000円
最大ドローダウン率 5.69%



アレ………???




期待していたほど大きな利益が出ませんでしたね。emoticon-0107-sweating.gif




いえ、そんなことはありません。


ここで、6/15の記事を思い出してください。



単利運用で重要なこと→MIレシオ
複利運用で重要なこと→最大ドローダウン率



でしたね。emoticon-0133-wait.gif


個人差はあると思いますが、私の場合、いずれも15%が予測リスクの限界だと考えています(それでも実運用ではその2倍の30%の資産損失は覚悟しなければならないでしょう)。


この点、単利の場合のMIレシオはすでに15%であり、これ以上ロット数を上げることはできません。しかし、複利の場合の最大ドローダウン率は、わずか5.69%であり、もう少しリスクを上げても大丈夫でしょう。


そこで、複利の場合において、最大ドローダウン率が15%近くになるまで、複利率を0.01%ずつ増やしていきましょう。その結果が下です。


a0204254_1863736.gif



初期投資金額 1000000円
複利率 2.24%
最終口座残高 294882400円emoticon-0104-surprised.gifemoticon-0104-surprised.gifemoticon-0104-surprised.gif
最大ドローダウン率 14.99%
(税金およびロット制限は考慮せず)



思えば、ポートフォリオも組まず、単利運用していたら、



初期投資金額 1000000円
最終口座残高 2328000円
最大ドローダウン額 122000円(MIレシオ=12.2%)



というシステムでしたよね。


売買ロジックを変えなくても、ポートフォリオと資金管理の工夫だけで、最終口座残高に120倍以上もの開きが出ました。




次回は、今回と同じく資金管理だけで、さらにこれ以上資産を増やす方法を考えたいと思います。




ヒントは、そうです。


証券会社です。



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by xchsshzo | 2011-06-21 10:40 | 資金管理
アインシュタインいわく


人類最大の発明は複利である。



どんなに稼いで資金が増えようとも、掛け金を常に一定のまま(たとえば、1万通貨のまま)に固定した資金運用のやり方を単利といいます。それに対して、稼いだお金を全部元金の中へ組み込んで、資金が増えるにつれて、掛け金をどんどん増やしていく(たとえば、1万通貨→2万通貨→3万通貨…)資金運用のやり方を複利といいます。


下の図をみながら具体的に考えましょう。わかりやすいように、勝率100%のシステムを前提に説明します。


a0204254_16512838.gif



単利の場合は、元金を100万円として、毎回、20万円ずつ加算されていきます。


すなわち、

1回目 100万円+20万円=120万円
2回目 120万円+20万円=140万円
3回目 140万円+20万円=160万円



なので、単利の場合には、いくら資産が増えても、加算される額は常に一定です。


a0204254_16542971.gif



それに対して、複利の場合は、元金を100万円として、毎回、現有資産の20%分が加算されていきます。  


すなわち、


1回目 100万円+100万円×20%=120万円
2回目 120万円+120万円×20%=144万円
3回目 144万円+144万円×20%=172万8千円



なので、複利の場合には、資産が増えるにつれて、加算される額自体もどんどん増えていきます。


両者の最終金額を比べてみましょう。


5000000円:38337600円=1:7.67 となり、


わずか20回で、7倍以上もひらきが出ました。たとえ勝率100%でなくても、ある程度優位性のあるシステムを何百回、何千回も複利運用したら、一体どんなことになるのでしょうか。早速実験したいところですが、それは次回にやることにして(emoticon-0139-bow.gif)、本日は、その前に少し重要なことを述べておきたいと思います。



まず、ここで、最大ドローダウン額と最大ドローダウン率との違いを思い出してください。


次に、上の二つのグラフをもう一度よく見てください。


単利の場合は、グラフが直線であるのに対して、複利の場合は、そり上がるような曲線の形になっていることに気づきましたか。上のグラフはたまたま勝率100%のケースですが、そこまでいかなくても、ある程度優位性のあるシステムであれば、単利では直線に近く、複利ではそり上がるような曲線を描くはずです。


これは何を意味するのでしょうか。


複利の場合には、検証期間のはじめごろは、さほど大きな金額の増減はないものの、検証期間の終わりに近づくほど金額の増減が激しくなるということで、このことは、複利運用をする以上不可避です。それゆえ、複利運用のシステムにおいては、最大ドローダウンはあまり意味を持ちません。なぜならば、検証期間が長ければ長いほど最大ドローダウンが大きくなるのは当然だからです。


そこで、複利システムにおいては、最大ドローダウこそが重要な指標であり、これを目安にリスクの測定をしていきたいと思います。


これに対して、単利の場合には、グラフが直線に近いことから、どの時期も金額の増減はある程度一定になります。そのため、検証期間のはじめごろは、資産自体が低いことからドローダウンが大きくなってしまうのに対して、検証期間の終わりに近づくにつれて資産自体が高くなることから、ドローダウンはどんどん小さくなり、ゼロに近づいていきます。このことは単利運用をする以上当然のことです。それゆえ、単利運用のシステムにおいては、最大ドローダウンはあまり意味を持ちません。なぜならば、それは検証期間のはじめごろのドローダウンにほとんど左右されてしまうからです。


そこで、単利システムにおいては、あくまでも最大ドローダウンこそが重要な指標ということになりますが、それがシステム運用開始の直後に発生したときに最も大きな痛手となることから、最大ドローダウン額(aximal drawdown)/初期投資金額(nitial deposit)×100(%)=MIレシオ(私の造語)として、これを目安にリスクの測定をしていきたいと思います。


以上、まとめると、私のブログでは、


単利システムでは、


MIレシオ


複利
システムでは、


最大ドローダウン率


を、それぞれリスク測定の目安にしたいと思います。



次回は、お約束通り、単利と複利のパワーの違いを検証したいと思います。



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by xchsshzo | 2011-06-15 07:53 | 資金管理
本日のテーマは、ズバリ、「ドローダウンを極限まで小さくする」です。

どうしたらよいでしょうか? 答えは、簡単です。




「一流のシステム」を開発すればよいのです。emoticon-0140-rofl.gif




…でも、これじゃ身も蓋もありませんよね。「一流のシステム」なんてそんなに簡単に作れるものではありません。かく言う私自身、そんな立派なシステムを作ったことは一度もありません。正直なところ、勝率50%を少し超えて、PF1.2~1.5くらいの「二流~三流のシステム」を、だましだまし回しているというのが本音です。emoticon-0111-blush.gif


では、私のように「二流~三流のシステム」しか作れない凡人は、泣き寝入りするしかないのでしょうか。


そんなことはありません。必殺技があります。



ポートフォリオ



を組むのです。emoticon-0133-wait.gif



ポートフォリオとは、簡単に言えば、分散投資です。株式投資などにおいて、一つの銘柄のみに全資産を賭けるのではなく、複数の銘柄に分散して投資することによって、全体としてリスクを低減しようという工夫です。ただ、FXの場合には、米ドルの値動きに大きく影響され、各銘柄の値動きには強い相関性があるため、銘柄間のポートフォリオは難しいと思います。そこで、FXの世界では、銘柄間のポートフォリオではなく、システム(売買ロジック)を複数作って、これをポートフォリオとして組むトレーダーが多いようです。


下の図は、エクセルのランダム関数を利用して作成した5つの架空のシステムです。各5つのシステムはいずれも、


初期投資金額 1000000円
ロット数 1万通貨(単利)
トレード回数 1000回
勝率 55%
ペイオフレシオ 1.0


です。


a0204254_2344129.gif



どのシステムも、損益曲線は、かなり凸凹しています。


システム1

最終口座残高 2800000円
最大ドローダウン額 100000円

システム2

最終口座残高 2280000円
最大ドローダウン額 120000円

システム3

最終口座残高 2420000円
最大ドローダウン額 170000円

システム4

最終口座残高 2140000円
最大ドローダウン額 110000円

システム5

最終口座残高 2000000円
最大ドローダウン額 122000円

システム平均

最終口座残高 2328000円
最大ドローダウン額 122000円



そこで、次に、この5つのシステムのポートフォリオを組んで、同時運用してみます。初期投資金額は全体で100万円とし、ロット数は、それぞれ1万通貨/5=2000通貨とします。その結果が下のグラフです。


a0204254_093332.gif



かなり凸凹が消えました。emoticon-0104-surprised.gif


最終口座残高 2328000円  
最大ドローダウン額 30000円


最終口座残高はもちろん先ほどのシステム平均と同じですが、最大ドローダウン額が、なんと1/4以下にまで小さくなりました。


こうなれば、もうこちらのものです。初期投資金額は全体で100万円のまま、ロット数だけそれぞれ1万通貨に戻してみます。


a0204254_0255066.gif



最終口座残高 7640000円
最大ドローダウン額 150000円


先ほどのシステム平均と比較すると、最大ドローダウン額が少し大きくなってしまいましたが、利益は、


(7640000円-1000000円):(2328000円-1000000円)=5:1 なので、 


5倍にも増えたことになります。emoticon-0104-surprised.gif



次回は、今回と同じシステムポートフォリオを前提に、ある方法を使って、最終口座残高を一気に?億円にまで引き上げられるかチャレンジしてみます。emoticon-0133-wait.gif


そのある方法とは、…













そうです。ヒントは、


アインシュタインです。emoticon-0127-lipssealed.gif



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by xchsshzo | 2011-06-13 02:20 | 資金管理