ブログトップ

こんなFXの日記

konnafx.exblog.jp

システムトレーダーとして、日々研鑽を重ねていく…

資産比例型複利運用~PART1

アインシュタインいわく


人類最大の発明は複利である。



どんなに稼いで資金が増えようとも、掛け金を常に一定のまま(たとえば、1万通貨のまま)に固定した資金運用のやり方を単利といいます。それに対して、稼いだお金を全部元金の中へ組み込んで、資金が増えるにつれて、掛け金をどんどん増やしていく(たとえば、1万通貨→2万通貨→3万通貨…)資金運用のやり方を複利といいます。


下の図をみながら具体的に考えましょう。わかりやすいように、勝率100%のシステムを前提に説明します。


a0204254_16512838.gif



単利の場合は、元金を100万円として、毎回、20万円ずつ加算されていきます。


すなわち、

1回目 100万円+20万円=120万円
2回目 120万円+20万円=140万円
3回目 140万円+20万円=160万円



なので、単利の場合には、いくら資産が増えても、加算される額は常に一定です。


a0204254_16542971.gif



それに対して、複利の場合は、元金を100万円として、毎回、現有資産の20%分が加算されていきます。  


すなわち、


1回目 100万円+100万円×20%=120万円
2回目 120万円+120万円×20%=144万円
3回目 144万円+144万円×20%=172万8千円



なので、複利の場合には、資産が増えるにつれて、加算される額自体もどんどん増えていきます。


両者の最終金額を比べてみましょう。


5000000円:38337600円=1:7.67 となり、


わずか20回で、7倍以上もひらきが出ました。たとえ勝率100%でなくても、ある程度優位性のあるシステムを何百回、何千回も複利運用したら、一体どんなことになるのでしょうか。早速実験したいところですが、それは次回にやることにして(040.gif)、本日は、その前に少し重要なことを述べておきたいと思います。



まず、ここで、最大ドローダウン額と最大ドローダウン率との違いを思い出してください。


次に、上の二つのグラフをもう一度よく見てください。


単利の場合は、グラフが直線であるのに対して、複利の場合は、そり上がるような曲線の形になっていることに気づきましたか。上のグラフはたまたま勝率100%のケースですが、そこまでいかなくても、ある程度優位性のあるシステムであれば、単利では直線に近く、複利ではそり上がるような曲線を描くはずです。


これは何を意味するのでしょうか。


複利の場合には、検証期間のはじめごろは、さほど大きな金額の増減はないものの、検証期間の終わりに近づくほど金額の増減が激しくなるということで、このことは、複利運用をする以上不可避です。それゆえ、複利運用のシステムにおいては、最大ドローダウンはあまり意味を持ちません。なぜならば、検証期間が長ければ長いほど最大ドローダウンが大きくなるのは当然だからです。


そこで、複利システムにおいては、最大ドローダウこそが重要な指標であり、これを目安にリスクの測定をしていきたいと思います。


これに対して、単利の場合には、グラフが直線に近いことから、どの時期も金額の増減はある程度一定になります。そのため、検証期間のはじめごろは、資産自体が低いことからドローダウンが大きくなってしまうのに対して、検証期間の終わりに近づくにつれて資産自体が高くなることから、ドローダウンはどんどん小さくなり、ゼロに近づいていきます。このことは単利運用をする以上当然のことです。それゆえ、単利運用のシステムにおいては、最大ドローダウンはあまり意味を持ちません。なぜならば、それは検証期間のはじめごろのドローダウンにほとんど左右されてしまうからです。


そこで、単利システムにおいては、あくまでも最大ドローダウンこそが重要な指標ということになりますが、それがシステム運用開始の直後に発生したときに最も大きな痛手となることから、最大ドローダウン額(aximal drawdown)/初期投資金額(nitial deposit)×100(%)=MIレシオ(私の造語)として、これを目安にリスクの測定をしていきたいと思います。


以上、まとめると、私のブログでは、


単利システムでは、


MIレシオ


複利
システムでは、


最大ドローダウン率


を、それぞれリスク測定の目安にしたいと思います。



次回は、お約束通り、単利と複利のパワーの違いを検証したいと思います。



応援よろしくお願いします。
   ↓
にほんブログ村 為替ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by xchsshzo | 2011-06-15 07:53 | 資金管理